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【紀北町の老舗割烹】渡利かきで有名な一冨士の看板メニューを紹介!
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【紀北町の老舗割烹】渡利かきで有名な一冨士の看板メニューを紹介!

こんにちは、紀北町地域おこし協力隊の井上です。この記事では、三重県紀北町相賀の「一冨士」についてまとめています。

紀北町 井上幸子
紀北町 井上幸子

・紀北町の「一冨士」って?
・おすすめメニューは?
・渡利かきについて知りたい
・一冨士の場所や営業時間などを知りたい

そのような疑問に、三重県紀北町に住んでいるわたしがお答えします!

記事の前半では一冨士の看板メニューや地元の白石湖で取れる渡利かきについて、後半では紀北町で話題の海山丼やふるさと納税の返礼品でもらえる一冨士のメニューについてご紹介します。

・紀北町の名物、幻の渡利かきを食べてみたい
・紀北町に来たからには新鮮なお魚を食べたい
・三重県への旅行、ドライブ先でランチができるところを探している
・紀北町で夜に営業している地元の食事処が知りたい

そのような方向けに情報をまとめましたので、ぜひご覧ください。

【紀北町の老舗】一冨士について

紀北町の海山地区で一番古い寿司割烹の一冨士は、オープンしてから約60年、紀北町民に長年愛されてきたお店です。大将の一番のこだわりは「その日上がったものを使う」ことで、毎朝地元の市場で仕入れた新鮮な魚貝を食べることができます。

11月下旬から3月下旬には名物の渡利かきがメニューに加わり、この時期に毎年来店される長年のリピーターや、シーズン中に何度も食べに来てくれるお客さんでお店は大繁盛します。

地元はもちろんのこと、大阪や京都、奈良、愛知、静岡、岐阜、和歌山などから多くの方が食べに来るのは、「今年も来てくれたな」と1人ひとりのお客さんを大切にする大将だからこそです。

渡利かきと白石湖

渡利かきは伊勢神宮内宮の別宮である滝原宮に奉納されていた、紀北町の由緒正しい名産品です。その美味しさを求めて遠方からもお客さんが来るほどですが、その秘密は一冨士の近くにある白石湖にあります。

白石湖は川からの淡水と海からの海水が混ざった「汽水湖」で、ここで養殖された「渡利かき」はたくましく育つことで有名です。グリコーゲンや旨味成分を蓄えつつ苦味やエグミが少なく、甘みをたっぷり含んだかきになります。

出荷時期が11月から3月と限られ生産量も少なく、ほぼ地元で消費される知る人ぞ知る貴重なかきなのです。

【一冨士の看板メニュー】渡利かき寿し

一冨士の看板メニューの「渡利かき寿し」は、汽水湖で育ち、塩分濃度が少ない渡利かきを汁がなくなるまでじっくり甘く煮込んだ優しい味。経験豊富な大将にとって、味付けが一番難しいというのがこの渡利かき寿しです。

冷蔵庫のない時代、かきを1日でも長く保存するために考えぬかれた地元の歴史がつまっているとのこと。その渡利かきを酢飯にのせたものが「渡利かき寿し」で、一冨士の看板メニューとなっています。

渡利かきを寿司にするのは全国でも珍しい食べ方で、ワサビではなくからしを合わせています。

【一冨士の看板メニュー】かますばってら

また、紀北町島勝浦で捕れるかますを使った押し寿司「かますばってら」も一冨士のもう1つの看板メニューです。

もともと姿握りだったものを食べやすく進化させた「かますばってら」は、店内で食べるだけでなくお持ち帰りする方も多いのだとか。わたしもお土産にして自宅で食べることにしました。

パックを開けるとふわっと昆布の香りが広がります。新鮮なかますが使ってあり、昆布の味もしっかりついているので、お醤油を付けずにそのままいただきました。さっぱりした一品で、小腹がすいた時にもピッタリです。

【通いたくなる味】一冨士の一番人気メニュー「渡利かきフルコース」

紀北町名物の渡利かきをフルコースで楽しめるメニューが一冨士の一番人気で す。

大将が考えた「かきのあんかけ豆腐」を始め、新鮮な野菜とともに白味噌仕立てで提供される「渡利かき土手鍋」、そして締めはやっぱり看板メニューの「渡利かき寿し」。

土手鍋の白みそは1滴残らず飲み干してしまうほど濃厚です。試行錯誤を重ねて作った、甘味のある一冨士オリジナルのお味噌だそうです。

その他にも酢かきやかき殻付焼、かきフライなどまさに牡蠣づくし!コースの最後にはデザート(アイスクリームまたはホットコーヒー)が付いてきます。飽きがこないよう味付けに工夫がされていて、丸ごと美味しいコースです。

そして、なんとこのフルコース、おひとり様から受け付けています。最近は一人で来られるお客様も多いそう。一人旅や釣りに来て「紀北町の名物を食べたい!」と思う方にぜひおススメです。

11月から3月の冬限定の「渡利かきフルコース」は予約が必要で、お値段は4,800円(税込み)になります。

【4店舗の競演メニュー】一冨士の海山丼

2023年12月から紀北町海山地区にある4つのお店で「海山丼」が食べられます!
「海山丼」とは「紀北町の漁師町を元気にしたい!」という思いをこめて、紀北町海山地区渚泊推進協議会が企画してできた特別なメニューです。

メニューの名前はどれも「海山丼」と同じですが、それぞれのお店のこだわりが詰まった丼になっています。そして、丼の8割以上は紀北町のある東紀州地域で捕れた食材を使っています。

一冨士の海山丼は大将いわく『旬のものが一目で分かる』海鮮丼で、季節によって海鮮丼の魚が変わり、そのとき一番美味しい魚を10種類以上楽しむことができます。 「まぐろは必ず生!」というこだわりを持つ大将が選ぶ「那智勝浦から仕入れたまぐろ」は絶品ですよ!

【紀北町のふるさと納税】一冨士の味をご自宅でも!

「一冨士の美味しい食事を食べてみたいけど、紀北町はちょっと遠いな…」とお考えの方におすすめなのが、紀北町のふるさと納税です。 一冨士の看板メニューの「かますばってら」と「さんま寿し」がセットになった返礼品を選ぶことができます。

【AA02】かますばってら、さんま寿しセット - 三重県紀北町|ふるさとチョイス - ふるさと納税サイト

その他にも一冨士で使えるお食事券もあります。
【DD03】熊野灘地魚料理 食事券3名 - 三重県紀北町|ふるさとチョイス - ふるさと納税サイト

ふるさと納税をお考えの方は、ぜひご検討ください!

【紀北町】一冨士の店舗情報

・席数80 本館20 別館60
 最大50名の団体受付が可能
・住所: 三重県北牟婁郡紀北町相賀1992-8
・電話:0597-32-0250
・営業時間:11:00~22:00(14:00~16:00は休憩)
・定休日:毎週月曜日
・アクセス:紀勢自動車道「海山IC」をおりて約3分
・駐車場: 駐車場40台、観光バスも駐車できます
・HP:一冨士 - 渡利かき・地魚料理・すし割烹

三重県紀北町に立ち寄るなら一冨士に行こう!

この記事では、三重県紀北町相賀にある一冨士のおすすめメニューなどについてまとめました。

絶対に食べるべきメニューは以下の通りです。

・渡利かき寿司
・かますばってら
・かきのフルコース

紀北町を代表する人気店なので土日は少し混んでいることもあるので、食事の際は予約されることをおすすめします。

一冨士の場所はインターを降りて3分のアクセスしやすい場所にあります。紀北町へお越しの際は、一冨士で紀北町の特産品・渡利かきを味わってはいかがですか?

ちなみに、

・道の駅海山まで5分
・熊野古道馬越峠まで5分
・権兵衛の里まで約7分
・銚子川魚飛渓15分

となっておりますので、一冨士でご飯を食べた帰り道にちょっと立ち寄るのもおすすめです!

紀北町 井上幸子

紀北町/海の魅力づくりコーディネーター

福岡県出身、三重の自然が恋しくてマニラから紀北町にUターン。現在、地域おこし協力隊でブルーツーリズム担当しています。道瀬トンネルから長島方面に向かって見る海の景色や秀のお刺身定食など漁村ならではの魅力がある紀北町。海だけでなく、山が黄緑の新緑の季節も美しいです。自然豊かな紀北町でお待ちしております。

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