美村TRAVEL~本当におすすめしたい美しい村~

【東京→VISON[ヴィソン]体験記】東京から三重へ新幹線で一人旅

【東京→VISON[ヴィソン]体験記】東京から三重へ新幹線で一人旅

2024.10.02

こんにちは、美村アンバサダーの織部です。

この記事では、東京から三重県多気町にある、大人気の大型商業施設「VISON[ヴィソン]」に遊びに行った体験をまとめています。

・東京からVISONまでどうやって行くの?
・VISONってどんなところ?
・VISONでおすすめのグルメやスイーツは?

そのような疑問に、東京からVISONに1泊2日で泊まりに行ったわたしがお答えします!

記事の前半ではVISONの基本情報や行き方などを、後半ではおすすめグルメやスイーツ、ホテルやお土産の詳細などをまとめました。

・VISONって聞いたことがあるけど、よく知らない。
・東京から旅に行きたいけど、どこか良いところある?
・話題のスポットに遊びに行きたい。

そのような方向けの記事になっていますので、ぜひご覧ください。

VISON[ヴィソン]とは

三重県多気郡多気町にある「VISON[ヴィソン]」は、2021年にグランドオープンした新しい観光スポットです。

大自然に囲まれた東京ドーム約24個分の広大な敷地には、レストランやカフェ、お土産ショップ、宿泊施設などが点在しています。

地域の食材を活かしたグルメや特産品のショッピングを楽しんだり、自然の中でアクティビティを体験したりと、ゆったりとした時間を過ごすことができます。



■住所:三重県多気郡多気町ヴィソン672番1
■TEL:0598-39-3190
■公式サイト:https://vison.jp/

東京からVISON[ヴィソン]へ行く2つのルート

東京からVISON[ヴィソン]への行き方は2通りあります。

名古屋まで新幹線に乗るのは同じですが、そこからが異なるので1つずつご紹介します。

①名古屋から「快速みえ」に乗るルート

・順路:東京 -(東海道新幹線)- 名古屋 -(快速みえ)- 多気 -(エリアタクシー)-VISON

・所要時間:およそ3時間半

・費用:12,450円(R6.9月現在・自由席・ICカード)

東京駅から東海道新幹線に乗車し、名古屋駅に着くまで約1時間40分。

名古屋駅で快速みえに乗り換えて約1時間20分ほど揺られると、三重県の多気駅に到着します。

多気駅からVISONまでは車で20分ほどです。事前にタクシーを予約しておくと、駅からスムーズに移動できるのでお忘れなく!

②名古屋から「高速バス」に乗るルート

・順路:東京 -(東海道新幹線)- 名古屋 -(三重交通バス)- VISON

・所要時間:およそ3時間半

・費用:12,560円(R6.9月現在・新幹線自由席・ICカード)

名古屋駅までは同じですが、そこから高速バス1本でVISONまで行けるルートです。

費用もたいして変わらず、1回の乗り換えで到着するので、なるべく楽に移動したい方はおすすめです。

名古屋からの高速バスや予約については、こちらのページでご確認ください。

◯三重交通 名古屋南紀高速線のページ
https://www.sanco.co.jp/highway/nankinagoya/

東京駅から新幹線で出発!

いざ、VISONへ向けて出発です。

今回の旅行は三重県の電車にも乗って土地の風情を味わいたかったので、名古屋から「快速みえ」に乗車するルートを選びました。

東京駅から新幹線に乗ること約1時間40分。久しぶりに新幹線に乗ったので、その速さと乗り心地の良さに感動しました。

これまでの旅行は箱根や熱海など近場が多かったので、富士山や浜名湖などを通過するだけでも旅行気分が高まります。

名古屋まで2時間もかかりませんが、東京駅で駅弁やお菓子を買ったり、新幹線のりばの構内にはスターバックスもあったので、コーヒーなどを飲みながら過ごすこともできます。

名古屋駅で特急に乗り換え

名古屋駅で快速みえに乗り換え、さらに1時間20分ほど揺られます。

こちらの列車は2両編成で、ほとんどの席がボックス席でした。平日の午前10時過ぎに乗りましたが、自由席も半分以上が埋まっていました。

特急のエンジン音は大きく振動もありましたが、車窓に広がる町並みや工場、自然の風景と相まって、「東京から遠く離れてきたのだな」という実感につながりました。

エリアタクシー「でん多」でVISON[ヴィソン]へ

多気駅に到着すると、駅前はところどころ民家があるのどかな雰囲気。周辺を見渡しても、タクシーやバスの姿はありません。

しかし、事前に「でん多」という多気町のエリアタクシーを予約していたので、タクシーが待っていてくれました。

こちらの「でん多」は路線バスに代わる多気町の新しい公共交通サービスで、

・決まったエリアを走る乗り合いタクシー
・事前に電話予約が必要
・VISONへの料金は一律600円

というものです。

わたしが乗ったときは他にお客さんがいなかったので、普通のタクシーのようにVISONまで連れて行ってくれました。

普通なら5000円くらいする距離でしたが、600円で移動できて本当に助かりました!



エリアタクシー「でん多」や予約については、こちらのページでご確認ください。

◯多気町の公共交通について

味わいつくすVISON[ヴィソン]の10エリア

いよいよVISONに到着です。事前にその広さは知っていましたが、来てみるとその広さに驚きました!

VISONの広大な敷地には、味覚を刺激するグルメスポットから、自然を満喫できるアクティビティまで、バラエティ豊かな10のエリアが広がっています。
「スウィーツ ヴィレッジ」では、パティシエ辻口博啓氏プロデュースのパティスリー・カフェでオリジナルスイーツを堪能。

地域食材を使用したこだわりの一品を味わえます。
「マルシェ ヴィソン」は、ミシュラン1つ星シェフ手島 竜司氏監修の産直市場。

三重県の海の幸、山の幸が勢ぞろいし、手ぶらでBBQを楽しむこともできます。
「本草エリア」は、三重大学とロート製薬の共同研究による「本草学」を体感できる場所。

季節の薬草を使った薬草湯に浸かったり、本草学をベースとした美容・健康アイテムもそろっています。
「和ヴィソン」は、日本の食文化を体現するエリア。

気鋭のシェフによるレストランや、昆布、鰹出汁、醤油、味噌、味醂などの伝統食材の工房・専門店が軒を連ねています。
「農園エリア」では、持続可能な農法「パーマカルチャー」を実践。

朝採りの新鮮な食材を使ったメニューを、農園内のレストランで味わえます。
「サンセバスチャン通り」は、三重の食材を使った多彩な料理が楽しめる美食ストリート。

友好都市サンセバスチャン市の人気バルが日本初出店するなど、国際色豊かなエリアです。
「木育エリア」は、木や森に触れ、遊びながら学べる体験型施設。

子どもから大人まで、自然との触れ合いを通して新しい発見や学びを得られます。
その他にも、ラグジュアリーなヴィラから賑やかな旅籠(はたご)まで、さまざまなタイプの宿泊施設がそろっている「ホテルエリア」や、陶芸家・造形作家の内田 鋼一氏プロデュースのミュージアムが並ぶ「アトリエ ヴィソン」、VISONの森を駆け抜けるバギー体験が楽しめる「バギーパーク」など、VISONは全部で10のエリアに分かれています。

今回の「東京→VISON旅」は三重県の美味しいものとオシャレなホテル、そして薬草湯で心も身体も癒やすことです。

次は実際に食べたもの、美味しかったものをまとめて紹介します。

VISON[ヴィソン]のおすすめグルメ4選

VISONにはおいしいお店がたくさんあり、どこで食事をしようか迷ってしまうほどです。

今回は実際に食べたお店の中でおすすめの店舗をまとめます。

鈴木水産の鯛茶漬けごはん

VISONに到着して最初の昼食に選んだのが、地元で評判の「鈴木水産」です。

メニュー写真をひと目見て「これは絶対に美味しいやつだ!」と思い、「鯛茶漬けごはん」を注文。

厚めの鯛が5枚ものった茶漬けと、ごはんにかける用の熱々の出汁がセットで運ばれてきました。

まずは出汁をかけずに食べてみると、温かいご飯とぷりっとした食感の鯛、ピリッとした薬味のハーモニーが美味しくて、思わず全部食べてしまいそうです。

途中で食べるのをぐっとこらえて、香り豊かな熱々の出汁を投入します。するとまるで鯛しゃぶのように鯛の切り身が出汁に絡まり、食べてみるとまた違った食感と味わいを楽しめました。

出汁の香りと柔らかくなった鯛、ごまやミョウガなどの薬味が口の中に広がり、最高の一品に仕上がっていました。

そしてこの「鯛茶漬けごはん」、なんと990円という良心的な価格で提供されているんです。

鯛の質、ボリューム、味わいを考えると、コスパは抜群!思わずおかわりしたくなるほどの美味しさでした。

削節本舗 伊勢和のラーメン

厳選された鰹節やその旨味を活かしたメニューを提供してくれる伊勢和。

お店の看板メニューである「生かつお節TKG(たまごかけご飯)」をセットにできる「かつおぶしと醤油のらぁ麺」を注文しました。

「かつおぶしと醤油のらぁ麺」は一口食べた瞬間、鰹節の旨味がこれでもかと口の中に広がります。

全体的に甘いと感じる汁ですが、「旨味+甘み」が1つになっており、気をつけないとあっという間にスープを飲み干してしまうほどの美味しさです。

ラーメンにも薄く削り出した鰹節がのっかり、麺やチャーシュー、煮玉子などと一緒に口にかき込む瞬間は幸福そのもの!ちょっと他では食べられない、和風の極みのようなラーメンでした。
そして、削りたての生鰹節と卵のマッチングが最高な「生かつお節TKG(たまごかけご飯)」。

どろっとした食感の卵に出汁と鰹節、醤油、米がバランス良く混ざり合って、優しい甘みと濃厚な旨味が口いっぱいに広がります。

ラーメンとセットで注文することをおすすめする、VISONのやみつきメニューです。

伊勢 翁

「そば打ちの神様」高橋邦弘氏の系譜を継ぐ、店主・伊藤愛三郎氏が丹精込めて打つ、香り高い絶品のそば。それを上質な空間でゆったりと味わえるのが「伊勢 翁」です。

暖かな日差しが差し込むガラス張りの店内で、優雅なピアノのBGMに耳を傾けながら「伊勢 翁」のざるそばをいただきます。
毎朝、そばの実を磨く機械や殻を取り除く機械など、7つの専用機械を使って製粉してからそば打ちを始めるこだわりのそばは、しっかりした弾力と強いそばの香りが特徴。

そばを食べていると、その香りが心と身体に染み込んでいくようです。
食後はそば湯を飲んで、ほっとひと息。ほんのりと残るそばの甘みが、優しい余韻を醸し出します。

11時30分のオープンと同時に訪れるお客さんも多い人気店なので、お食事の際はぜひ早めに並ぶことをおすすめします。

Zazpi

VISONのサンセバスチャン通りにあるバスクレストラン「Zazpi」は、世界ピンチョス大会のチャンピオンのお店で、現地の人気店そのままの本格的なコース料理も味わえます。
まずは生ハムのクロケッタの香ばしい味わいに食欲をそそられます。続いて登場するのは、マグロと玉ねぎのムース。新鮮なマグロの旨味と玉ねぎの甘みが絶妙にマッチしています。

メインディッシュの牛肉のラヴィオリは、パスタ生地の中から溢れ出す肉汁が贅沢な一皿。

フォアグラとトリュフを効かせたお米料理は、まさに美食の国バスクならではの品です。
どの料理もおしゃれな盛り付けで目でも舌でも大満足。お供のバスクの瓶ビール「ラ サルベ」は、上品な苦みとさわやかな香りが料理の味をより引き立てます。

本場サンセバスチャンの味を余すことなく再現した、バラエティ豊かなコース料理。VISONにいながらバスクの美食文化を堪能できる、特別な体験ができるお店です。

VISON[ヴィソン]のおすすめスイーツ・カフェ5選

VISONには美味しいご飯だけでなくスイーツもたくさんあって、1〜2日では食べきれないほどです。

中でもおすすめの5つのお店をご紹介します。

「たいやき わらしべ」のまあるいたい焼き

「たいやき わらしべ」のたい焼きは、丸くてかわいい見た目と、パリッとしてもちもちの食感が特徴です。

外側と中身の食感の違いが食欲を刺激し、甘さも控えめなので、2〜3つはぺろりと食べられてしまいます。

あんのバリエーションも豊富で、オーソドックスな小倉あんやカスタード、緑茶の風味が引き立つ伊勢茶あん、そして季節限定のあんなどがそろっています。

わたしが行ったときは芋の風味がしっかりと感じられるさつまいもあんがあり、どれを選んだらいいか迷うほどでした。

ドリンクとのセットもあるので、VISON探索の休憩にもってこいのスイーツ店です。

「EGUN ON(エグノン)」のバスクチーズタルト

チーズ好きなら絶対に訪れたいスイーツ店「EGUN ON(エグノン)」。

その看板メニューのバスクチーズタルトは見た目はコンパクトですが、味わいは驚くほど深く、一口食べた瞬間、濃厚なチーズの風味が口の中いっぱいに広がります。

世界三大ブルーチーズと称されるフランス産の「ロックフォール」が贅沢に使用されており、甘味と塩味が絶妙なバランスで口の中を交錯し、「ずっと味わっていたい!」と思うほどです。 お店ではコーヒーや水出しセイロンティー、赤ワインなどもそろっているので、ドリンクと一緒にじっくりと味わうことができます。

「伊勢プリンの鉄人」のなめらかプリン

伊勢神宮近くの「おはらい町通り」に店を構える「伊勢プリンの鉄人」。その人気店の看板メニュー「伊勢プリン」を、VISONでも食べることができます。

プリンを口に入れた瞬間、まるでシルクのようになめらかな舌触り。厳選された国産素材と、マダガスカル産の最高級バニラビーンズを贅沢に使用しているからこその、極上の口どけです!

そして新鮮な牛乳や卵、生クリームの風味が広がり、濃厚でありながらも上品な甘さが心地よく続くのです。

まさに、小さな瓶の中に伊勢プリンの美味しさがぎゅっと凝縮された、至福の一品と言えるでしょう。

他にも、プリンを使った食べ歩きスイーツ「プリントースト」や、プリンの上にソフトクリームを乗せた「プリンソフト」、オリジナルの「飲む『生』プリン」など、プリン好きには堪らないメニューが勢ぞろい。

バスクチーズタルトのEGUN ON(エグノン)と同じ「サンセバスチャン通り」にあるので、どちらも購入して味わうのがおすすめです!

猿田彦珈琲

三重の自然を眺めながら美味しいコーヒーを飲みたい方は、ぜひVISONの「猿田彦珈琲」へ。

店内に一歩足を踏み入れた瞬間、広々とした空間と開放的な雰囲気に包まれます。大きな窓からは、雄大な山々の景色が眼前に広がり、思わず深呼吸したくなるような清々しさ。

そんな場所でいただくコーヒーは口に含んだ瞬間、豊かな香りが鼻腔をくすぐり、まろやかな口当たりが舌の上で優しく広がっていきます。飲み進めるごとに、コーヒー本来の奥深い味わいがわかります。

「たった一杯で、幸せになるコーヒー屋」をモットーにスペシャルティコーヒーを提供する「猿田彦珈琲」で、三重の景色とともに本物のコーヒーをぜひ味わってみてください。

「Gallery 泛白」のソフトクリーム

VISONの緑豊かな景色の中に、真っ白な小屋がたたずんでいます。それが、「白」をコンセプトにしたギャラリー&ショップ「Gallery 泛白」。

そこで出会える真っ白なソフトクリームは、一度味わったら忘れられない絶品です。

口に含んだ瞬間、濃厚でねっとりとした食感が広がります。上質な乳脂肪による絹のような滑らかさは、まるで舌の上で踊るかのよう。甘さが控えめなので、ミルク本来の白く濃厚な味わいを存分に堪能できます。

このプレミアムなソフトクリームの秘密は、滋賀県比良山、湖西の牧場から直送される新鮮なミルク。その新鮮な味わいを最大限に引き出すことで、他では味わえない至高の一品が生まれるのです。

VISONを訪れる際は、ぜひこれらのスイーツ・カフェを巡ってみてください。東京とは一味違う美味しさと、自然に囲まれたゆったりとした時間を過ごせますよ!

VISON[ヴィソン]の「旅籠」に宿泊

VISONには4タイプの宿泊施設があります。

「HOTEL VISON(ホテルヴィソン)」はどの部屋からも多気の大自然を望むことができ、リゾートホテルのようにくつろげます。

「VILLA(プライベートヴィラ)」は和モダンをコンセプトにしたハイエンドなヴィラ。

「旅籠(はたご)ヴィソン」は4棟あり、1棟ごとに異なるコンセプトのデザインで旅行者を楽しませてくれます。

そして2024年8月には、ザ・コンランショップがデザイン監修したホテル「HACIENDA VISON(ハシェンダ ヴィソン)」がオープンしました。

それぞれ異なる趣きがあり、滞在スタイルに合わせて選べるのが嬉しいポイントです。今回の旅では「旅籠(はたご)ヴィソン」に宿泊しました。

旅籠(はたご)ヴィソンの特徴

VISONの「旅籠(はたご)」は、サンセバスチャン通りの2階に位置しています。部屋の窓から見下ろすと、通りを歩く観光客の姿が見えます。人の存在を感じつつも、静かに過ごせるのが特徴です。

わたしが宿泊したのは、スペインのアースカラーやモザイクタイルの色からデザインされたタイプの部屋。モダンで木のぬくもりを感じるような温かみのある雰囲気です。

気に入ったのが階下がバルであること。

夜は1階のバルで賑やかに飲み、ほどよく酔ったら2階の自分の部屋ですぐにベッドに横になれるのは最高の過ごし方だと思います。

日中もVISON探索の合間に部屋に戻り、1階の賑わいやお店をぼんやり眺めながら一休みするのは贅沢な時間でした。

本草湯(ほんぞうゆ)で癒やされる

VISONの大浴場は「本草湯」といって、三重大学とロート製薬株式会社が連携して開発した薬草湯に浸かることができます。これが予想以上に良いんです!

例えば、コメヌカとショウガやヤマトタチバナとチンピ、ヨモギ、ビワの葉など、数々の薬草が調合されたお湯を楽しむことができます。

薬草は布の袋に入ってお風呂に浮かんでおり、お湯につかりながら袋を揉み込むと草や花の香りが漂い、とてもよい匂いがします。

お風呂場は天井が高く空間が広々としており、ぼんやりとした間接照明の中で薬草の香りに包まれると、心が癒やされていきます。
「本草湯」には三重の山々と空が一望できる露天風呂もあります。

お湯からは三重の大地が育んだ草花の香りがたちこめ、全身が三重の自然に抱かれているような幸福感は、ちょっと他では味わえない体験でした。
お風呂から上がると休憩所があり、天井が高く広々とした畳で、お湯で温まった身体を好きなだけ休ませることができます。

この場所は畳や竹、木、草の壁、草木染ののれんなど、自然素材に包まれている癒しの空間。

ありがちなBGMなどはなく、ただただ三重の自然を感じられる空間で、のんびりと過ごすことができます。

朝食はパンのバイキング

厳選された国産小麦の旨みを活かした焼きたてパンが並ぶベーカリーショップ「Mariage de Farine VISON」で、400円以下のパンを6個まで、そして飲み物を選ぶことができます。
たくさんのパンの中から好みのものを選べるのはなかなか楽しい体験です。

6個も食べきれないと思いますが、余ったパンは袋に入れて持ち帰ることもできるので安心ですよ。
焼きたてのパンを味わいながら、三重の自然に囲まれてゆっくりと朝食をとる時間。

「今日もVISONを楽しむぞ!」と、地図を見ながらわくわく過ごすことができました。

VISON[ヴィソン]のおすすめお土産店4選

美味しいものから地元の名産、名物など数えきれないほどのお土産がそろっているVISON。

その中から実際に購入した4つのお店を紹介します。

伊勢醤油本舗

店内では伊勢醬油だけでなく伊勢醬油をつかった調味料や食品、伊勢焼きうどんなども売っているので、三重のお土産に最適です。

また、このお店には壁一面に伊勢醬油の歴史絵があり、これがとても味わい深くて印象的でした。
昔から伊勢神宮に日本全国から多くの人々がお参りに来て、郷土の食べ物を楽しんだこと、その要が「伊勢醬油」だったことが壁には書かれています。

日本古来からの文化風習がみやびな絵で描かれているので、一見の価値ありです。VISONに来たらぜひ見てみてください!

のりもも

三重県桑名市で創業61年となる、海苔屋の福井が立ち上げた新ブランド「のりもも」。お手頃価格の海苔から桑名産や伊勢志摩ブランドまでそろっています。

こちらのお店に行くと驚くのは、「海苔屋さんの本物の海苔」がポップでおしゃれなデザインで販売されていることです。

味はもちろんのこと、見栄えもするのでお土産にピッタリ。
そして、一言で「海苔」といっても大きさや形のバリエーションが豊富で、おにぎりや細巻き、太巻きなど用途に合わせた商品がそろっています。

選ぶ楽しさもありますし、使うときも包装のポップさでわくわく気分になれる、おもしろいお土産になりますよ!

福和蔵(ふくわぐら)

中華まんやあんこ、小豆で有名なあの井村屋が手掛けた酒蔵が「福和蔵(ふくわぐら)」。

三重県の豊かな風土が育む清らかな水と良質な酒米を使用した造りたての生酒を、購入したり店舗で飲むことができます。
おすすめなのが「純米大吟醸」で、米の旨みとともに、パイナップルのような香りが口の中いっぱいに広がる、とんでもなく美味しいお酒です。
45mlのお酒とおつまみを1つ選べる「お試しセット」がお店でいただけるので、購入前にはぜひ試してみてください。

おつまみもいくつかありますが、絶品は「多気町うおすけさんの小鮎の甘露煮」。鮎の苦味がしっかりときいて甘さ控えめで、日本酒との相性がバツグン!
わたしは「純米大吟醸」と「多気町うおすけさんの小鮎の甘露煮」を自分のお土産にしました。

日本酒好きの方はぜひ立ち寄って、造りたての美味しい日本酒を味わってみてください。

マルシェ ヴィソンの果物・野菜・肉・魚

新鮮な果物や野菜、お肉、お魚が数多く並んでいます。まるで外国のマルシェのようで、どんなものがあるのか、わくわく楽しい気持ちになります。
一番目を引いたのはおいしそうなイチゴ!(この旅行は2月なので、いちごが並んでいました)
サイズの大きなものもあり、1パック買ってホテルでゆっくり食べるのも、自分へのご褒美としておすすめですね。

もちろん、お土産にももってこいなので、三重県で採れたフレッシュで栄養たっぷりの食材を買って帰るのも喜ばれますね。

VISON[ヴィソン]から東京へ

今回の旅は1泊2日でしたが、2日間では回りきれないほどVISONは広かったです。 もっと食べてみたい食事やスイーツなどもありましたが、また次回のお楽しみとなりました。

帰りもエリアタクシー「でん多」を事前に予約して、片道20分程度で多気駅まで行きました。

そして行きと同じく快速みえで名古屋まで行き、そこから新幹線のぞみで東京まで。3時間15分ほどで到着です。

行く前は「三重県はかなり遠い」というイメージでしたが、新幹線や特急を乗り継げばあっという間に到着する距離でした。
VISONにはホテルも4タイプあり、お店や美味しいものが山ほどあるので、何回遊びに行っても新鮮に楽しめる場所です。
帰宅してお土産をひもときながら、「次はヴィラに泊まってみたいな〜」などと次の旅行の計画が広がりました。

三重の自然と美味しいものに出会う旅・VISON[ヴィソン]

この記事では、東京から三重県多気町にある話題の大型商業施設「VISON」への旅行体験記をまとめました。

「VISON」は東京ドーム約24個分の敷地に、ホテルやお店などがゆったりと広がっている場所です。

東京から遊びに行くと、その広々とした空間や三重県の山々や、緑などに癒やされ、滞在するだけでリラックスできるのを感じました。

そして、

・三重県中の美味しいものがたくさんそろっている
・4タイプのホテルがVISONステイの質を高めてくれる
・東京の喧騒を離れつつ、三重の文化や洗練されたものに出会える

という旅の楽しみがつまっていました。

「どこか遠くに行きたい」と思っている方には、おすすめの場所です。

2024年8月にオープンしたコンランショップ・ジャパンがデザイン監修したホテル「HACIENDA VISON(ハシェンダ ヴィソン)」も話題のエリアなので、ぜひリサーチして遊びに行ってみてください。

ちなみに、VISONから伊勢神宮まで車で約20分なので、三重県の名所を巡る旅行もおすすめです。

織部 悟

東京都/Webライター

普段は保育や子ども、子育てに関する記事を執筆するWebライター。

美村やVISONを旅して、東京にいるからこそわかる三重県や美村の良さを発信しています。三重県のお湯と薬草、空と大地、おもてなしの温かさを感じた「VISONの本草湯」の心地よさが忘れられない思い出です。

アンバサダーの記事を見る

この記事をシェアする

その他の特集を見る

特集一覧に戻る